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2006年03月02日
オンリーワン企業
「オンリーワン企業」とはよく耳にする言葉ですが、私がこの会社こそは!!と強く思うのが本部にある「山川酒造」さんです。
弊社で販売しているアガリクスの商品の売り方の参考にと、那覇の営業所を任されている山川部長(彼は同い年でJCでの仲間です)を誘ってコーヒーを飲みながらの話です。
「実は今日の晩、うちの会社島田紳助の「バリバリバリュー」で紹介されるよー」
(山川君は本部のイナカーなのでイナカームニーはなはだしい。でも、カラオケは無茶上手いです。人柄はカラオケ以上にすばらしい男です)
山川酒造は、他の泡盛酒造メーカーが安価な酒を本土に出荷して売れ行き好調な時に、同じように古酒にこだわらず安い酒を出すか否か迷ったとのこと。
でも、昔からの伝統にこだわり、考え抜いた末に古酒に生きる道を選択したそうです。
その日のバリバリバリューのテーマは確か「幻の酒」だったような気がしますが、私の記憶では鹿児島の焼酎メーカーの十何代目の若社長が、「焼酎には幻の酒というのはなくて、限定酒は出荷数が少ないので希少価値により幻といわれているだけです。ホントの幻の酒は、古酒として寝かした年数で価値の出る沖縄の泡盛ではないでしょうか?年月の経った酒というのは今同じものは造れないですからね」
バリバリバリューその日の最終問題は、山川酒造が海洋博を記念して造った三十三年古酒のお値段はいくらか?だったと思いますが、コーヒーを飲みながら答えを教えてもらいました。
「答は8万円だわけさー」(家に帰って番組を観ながら子供たちに『お父さんこの問題の答知ってるってバー』と自慢したのはいうまでもありません)
で、この酒は限定百何十本(これも記憶があやふや)とのことですが、「明日は注文の電話が殺到するから明日はうちの会社に電話しない方がいいよー」(15年物の古酒が欲しいと言ってたので)
実際に8万円の古酒が瞬く間に完売したらしいです。
今は違うようですが、前には20年物の古酒といっても20年の酒が51%入っていれば残りの49%が新しい酒でも「20年もの」と表示出来たようです。
しかし山川酒造の古酒は昔から20年物なら交じり気無しの100%20年物の酒で、しかも20年物の酒をタンクから汲み出した際には底の方にいくらか20年物の酒が残るので、そのタンクで造られる次の20年物は底に残っていた酒が20年を優に超えた酒になっているので実際には20年物でも「20数年物」になっているとの話。
そこまでこだわった山川酒造の酒は、現在ネット販売をやっておらず日本全国にある山川の酒を扱っている酒屋さんをHPで紹介し、その酒屋さんでお買い求めいただいているようです。
「ようやく時代が山川に追いついてきたね」と言うと山川君はニッコリと微笑んでいました。
その山川酒造が誇る古酒が、写真の「かねやま」です。
大事なお客様に差し上げるときには、何日も前に無理を言ってお願いして手に入れてます。
お客様もよくご存知で、袋の中が「かねやま」とわかった途端、「よく手に入りましたねぇ!!」と感激していただいています。
水も氷も入れずに、カラカラから杯に注いで味わう「かねやま」は世界中でも最高の酒の一つと信じて疑いません。
Posted by 球建設 at 22:36│Comments(0)